関西モバイルアプリ研究会 研究報告

関西モバイルアプリ研究会の研究報告ブログです

関西モバイルアプリ研究会 #5 〜おれたちの夏はまだまだこれからだ〜 を開催しました

こんにちは.@です. 8/26に関西モバイルアプリ研究会#5を開催しました.

kanmoba.connpass.com

今回はいつものLTに加えて,Twitter社から御代田さん(@,@)にお越しいただき,Fabricのご紹介をいただきました.

研究会の様子です

続きは #関モバ で!

ブログを紹介

関モバについて書いていただいたブログエントリを紹介します!

itok.jp

usami-k.hatenablog.com

yashigani.hatenablog.com

ikesyo.hatenablog.com

Safx: Twitterロゴ入りのスピーカーをいただきました

たくさんのエントリありがとうございます!

次回予告

次回の関モバは9/30です! 応募はこちらから!

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関西モバイルアプリ研究会 #3 - Google I/O ・ WWDC 特別会を開催しました #関モバ

こんちゃ〜!@です! 少し前になりますが,6/17に「関西モバイルアプリ研究会 #3 - Google I/OWWDC 特別会」を開催しました.

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普段はLT形式で行っている研究会ですが,今回はGoogle I/O陣営とWWDC陣営に分かれそれぞれ発表されたばかりの新機能について議論するという形式で開催してみました! 普段はLT形式なので全員に話すチャンスがあるわけではないのですが,今回はディスカッション形式を取り入れてみたので,普段発表されない方からも発言をいただけました. 中には「こういう雰囲気なら次は発表してみようかな?」という方もいらっしゃったので,関モバの今後が非常に楽しみです.

次回予告

次回はイカで募集しています! とにかく応募してくれ!!!

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最後に参加者の声を少しだけお見せします!

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関西モバイルアプリ研究会研究報告2 #関モバ

こんにちは。@cockscombです。5/20に株式会社はてなのセミナールームで「関西モバイルアプリ研究会 #2」を開催しました。

kanmoba.connpass.com

ここで先に次回の研究会をアナウンスしておきます。

次回予告

次回の関西モバイルアプリ研究会は6月17日(水)に行います。Google I/OWWDCのすぐ後ということで、研究発表形式(LT)ではなく、みんなでAPI diffsを見ながらワイワイするディスカッション形式とさせていただきます。*1ディスカッションによってお互いの考察や知見を共有することで、モバイルアプリ開発の飛躍的発展を目指したいと思います。1年のうちで最も重要な、プラットフォーム毎に大きな変化が起きる時期ですから、皆さん奮ってご参加ください。

kanmoba.connpass.com


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さて「関西モバイルアプリ研究会 #2」ですが、大変多くの研究員が参加してくださって、どの研究発表も大変興味深いものでした。以下に私見を交えて紹介します。

『Himotoki: A type-safe JSON decoding library』

by ikesyo

HimotokiSwiftで使いやすいJSONマッピングライブラリです。発表者のikesyoさんは、前回の関モバでObjectMapperという類似ライブラリを紹介してくださいました*2。その後さらに研究を進め、ご自身で書かれたライブラリを引っさげての登壇となりました。実際に使いやすそうです。この日のやりとりをきっかけに、独自の演算子なしでも使えるようにもなりました*3

『TIPS of Material Design』

by takuji31

Material Designをアプリに採用するときのtipsでした。実際にアプリを作ろうとしたときに使えるサードパーティのライブラリが参考になります。

iOSのCI as a Service事情』

by Posaune

主にCircle CIをご紹介いただきました。CIサーバーのセットアップやメンテナンスは面倒ですし、こういったサービスを利用するのは賢い選択ですね。ただしXcodeのバージョン問題が起きたりといった、実際的な問題にも触れられていて、悩みは尽きないものです。また関連する便利ツールも紹介されています。

『LeakCanaryでメモリリーク調査』

by nory_kaname

プロの力が身につく Androidプログラミングの教科書」の著者でもあるnory_kanameさんによる、Square製ライブラリLeakCanaryの紹介です。いきなりの結論から始まるおもしろい研究発表でしたが、確かにLeakCanaryを使いたいと思えます。ほんの一行書き忘れただけで無用なメモリーを浪費することが起こり得るので、それを簡単にチェックできるのは精神にもよいですね。

iOSのFileProtection』

by nakiwo

iOSにはセキュリティに関する多くの仕組みが備わっていますが、その中でも普段あまり目にしないFile Protectionの仕組みについて教えていただきました。Keychainのように端末のロック状態に合わせたいくつかのレベルで設定できるということでした。条件によって少し挙動が変わったりするのは難しいですね。

『Extensionのログを取ろう』

by itok

iOSのApp Extensionで効果的にログを取得する研究です。App Groupを共有して、CocoaLumberjackを用いて出力すると便利であるということでした。また、どのようなログを出力しておくと便利か、という質問に対して、匿名化した状態ではあるもののユーザーの行動フローが追えるようにしておくと、クラッシュなどの再現手順がわかりやすくなってよい、という返答をいただいて、参考になりました。

『かわいいKotlinでAndroidアプリをつくろう』

by gyro_s

最近流行しているKotlinについての発表です。Kotlinはモダンな言語機能を搭載したJVM言語であり、Android Studioから使いやすく、そして名前がかわいいとして話題です。実際にAndroidアプリを作ってみての考察は、Kotlinの採用を考えるのに参考になります。

iOSアプリのコードレビューで最近気になるところ』

by yashigani

コードレビューについての研究発表でした。コードレビューと題しているものの、一般的な指針をまとめたようなかたちになっていますね。特にSwiftによる開発はまだ歴史が浅いので、手探り状態で進めながら得られた知見は有用です。

『SortedList』

by funnelbit

android.support.v7.util.SortedListについての研究です。Support Libraryに追加されたSortedListは、要素の順序を一定のルールで維持できる配列様のクラスです。複数の様子の変更をバッチ化できるようになっていて、RecyclerViewで使いやすくなっています。

iOSでの画像アップロード』

by cockscomb

iOSアプリからサーバーに画像をアップロードする際に必要そうな内容を、最新のAPIを用いて行う研究でした。iOSも長年のバージョンアップで大きく変化してきており、最新の知見は興味深いものです。

『NSURLConnection』

by niwatako

iOSから大量のファイルをダウンロードするという要件において、メモリの使用量が際限なく増大していく問題が発生したということで、これに対処する研究です。様々なAPIを比較し、結果としてキャッシュを切ることで解決したのがおもしろいところです。

『そこそこの品質のアプリを作る』

by みやけりょう

Androidアプリのクライアントワークで、クライアントとやりとりを重ねながら現実的な落し所を探っていく研究です。具体的な内容については言及を控えますが、胸に迫るような発表でした。

Swift らしい API クライアント - APIKit を使う -』

by USAMI Kosuke

APIKitというライブラリを実際に利用した経験から、APIKitのメリットについてお話しくださいました。APIKitはishkawaさんによって開発されており*4Swiftによって大きく拡張された表現力を活用し、型安全なAPIクライアントを書けるライブラリです。実際に安全であることのメリットが大きかった様子が伝わります。会場にはAPIKitにもコントリビュートしているikesyoさんがいたため盛り上がりました。


LTの発表資料はconnpassにもまとめられています。

kanmoba.connpass.com

ブログに感想などを書いている熱心な研究員もいました。見つけたものを掲載しておきます。

itok.jp

usami-k.hatenablog.com

yashigani.hatenablog.com


それでは、次回の関モバで会いましょう。

*1:プレリリースされたソフトウェアなど、各研究員が何らかの契約に基づいて取得した情報等については、各自が責任を持って管理してください。

*2:http://www.slideshare.net/syoikeda/objectmapperjson

*3:https://twitter.com/ikesyo/status/601302695073439744

*4:http://blog.ishkawa.org/2015/02/22/1424603797/

関西モバイルアプリ研究会を開催しました #関モバ

こんにちは.@です.4/17に関西モバイルアプリ研究会#1を開催しました.

当初は参加者が集まるか不安でしたが,参加枠を増枠するほどの応募もあり,大盛況のうちに終えることができました.

関西モバイルアプリ研究会とは?

関西でモバイルアプリの開発をしているエンジニアが,お互いの自分のもっともHOTだと感じるトピックを紹介し,議論することで交流する研究会です. 互いの技術を教え合い,議論を重ねて研ぎ澄ますことで,各人の飛躍的な向上の助けになることを指向し,またそのようなコミュニティの成熟を狙っています.

研究会の様子

LTの発表スライドについてはconpassにまとめられています.

また,今回は特別にRealmのTim Oliverさんにお越しいただきRealmについてお話いただきました.

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Realmの注目度もありますが,Timさん自身が日本語が堪能なこともあり,発表後や懇親会で質問が盛り上がっていました.

なぜ関西モバイルアプリ研究会を立ち上げたのか

関西のモバイルアプリエンジニア界隈では,関東で開催されている「potatotipsのような勉強会を関西でもやりたい」という声が多く聞こえていました. かくいう筆者もそのようなことをずっと考えており,この度同僚の@と関西モバイルアプリ研究会を立ち上げるに至りました.

関西モバイルアプリ研究会ではpotatotipsを踏襲したスタイル(ビアバッシュ,LT形式)を採用しています. 加えて,参加者同士がディスカッションし交流することを重視しています. ただ発表して終わりではなく,議論を通じて他のエンジニアとしてより深い交流ができるのが関西モバイルアプリ研究会です. ですので,参加される方はただ発表する,ただ話を聞くだけでなく,是非自分の考えを問いかけてみてください. そういう思いも込めて,「研究会」という少しかための名前をつけています.

次回予告

次回の研究会は5/20です.

発表者に関しては応募多数の場合はもう少し増枠する可能性もあります. 興味がある方は是非参加登録してください.

スポンサー募集

関西モバイルアプリ研究会では会場提供やスポンサードしてくださる企業様を募集しています. 興味がおありの場合はご連絡ください.